望まない妊娠や不妊の原因となる性感染症を避けるために、正しい避妊の知識を身に付けておくことが大切です。自分のからだを自分で守りましょう。
当院では、低用量ピル(OC)の処方や子宮内避妊具(IUS)の装着など、その方にあった避妊法をご提案しています。 いずれの避妊法にも性感染症の予防にはコンドームを併用しましょう。
コンドームが破れてしまったなど避妊に失敗してしまった時、性交後72時間内に内服すると妊娠のリスクを下げられる緊急避妊薬です。当院で扱っているノルレボ錠は妊娠予防効果が高く、吐き気・嘔吐などの副作用が非常に少ない、血栓症のリスクが極めて少ない、1回の服用ですむという特徴があります。
金額:10,450円(税込)
低容量ピルは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類の女性ホルモンを主成分とした錠剤です。1日1回1錠をほぼ同じ時間に服用します。
正しく服用すると100%に近い高い避妊効果があり、さらに、月経前症候群や月経痛の改善、子宮内膜症の予防などの副効用も期待できます。
ピルは副作用のイメージがいまだ強いのですが、以前の薬に比べてホルモン量がとても少なくなった低容量ピルは副作用症状が現れても一時的で2週間ほどで症状は減少することが多いです。
最も重篤な副作用は血液が血管の中で固まってしまう血栓症であり、高血圧の方、45歳以上の方、高度肥満の方、喫煙者の方などは服用できません。低用量ピルを服用していない女性の血栓症発症のリスクは1万人あたり1〜5人であるのに対し、低用量ピル服用女性では3〜9人と報告されています。
一方、妊娠中の血栓症発生リスクは1万人に約10人、分娩後3か月では約50人と報告されており、妊娠中や分娩後に比較するとピルのリスクはかなり低いことがわかっています。
また、低用量ピルの1周期(4週間)あるいはそれ以上の休薬期間をおき、再度内服を開始すると、使用開始後数ヶ月間の静脈血栓症の高い発症リスクを再びもたらすので、中断しないほうがよいといわれています。飲んだり飲まなかったりはかえってよくない、ということです。
初回時はカウンセリング料1,100円(税込)がかかります。
来院時には、血圧測定と問診を行います。
また、年に1回、子宮がん・乳がん・血液検査(肝機能・血栓症)の検査を受けていただく必要があります。
子宮内に、薬剤をゆっくり放出するように作られた器具を挿入し、受精卵の着床を阻害し、内膜を萎縮させることで避妊します。1度挿入すると5年効果が続きます。IUSは生理痛の緩和や月経量を減少させる効果もあります。IUSは特に挿入がしやすい経産婦にお勧めで、局所的に作用を発揮するため、血栓症などの副作用がありません。
IUSは月経痛に対し保険適応となります。
避妊の場合は自費となり、55,000円(税込)がかかります(5年間有効)。
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