以下、妊娠初診からの流れを説明してまいります。
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妊娠したかな?と思ったら、特に心配な症状がなくとも、早めの受診が大切です。 市販の妊娠検査薬で陽性反応であっても、流産や子宮外妊娠などの可能性があります。生理予定日から遅くとも2週間目頃までには受診をしましょう。
(ご自身や他院で検査を行い陽性を確認している場合は省略)
4週(最終月経から数えて2週0日が受精の日)から妊娠反応が出始め、4~5週で経膣超音波で胎嚢が見え始めます。
5週後半で心拍が確認できます。母体は胸の張りや悪阻(つわり)、便秘などを自覚します。悪阻の症状は人によって程度が異なります。
次回の健診時に決定することもあります。
妊娠8~11週の胎児頭殿長は成長の指標となり、週数の正確な推定ができます。
妊娠12週までは、初期ですので、2週おきに経膣超音波を用いて診察し、胎嚢確認、児心拍確認、児の成長確認、予定日の決定を行います。
サブモニターで、赤ちゃんの様子を診察しながら一緒に見ることができます。
妊娠11週頃から、母子手帳を使って、体重、血圧、尿蛋白、尿糖 + 胎児超音波検査を行います。
妊娠にかかわる診察は通常保険が使えません。妊娠初期にかかる診察料は1回10,000円前後です。順調な経過で、母子手帳をもらったら助成券が使用できます。
12週0日~23週6日 4週ごと妊婦健診
24週0日~34週6日 2週ごと妊婦健診
当院では、セミオープンシステムでの分娩の方を対象に、妊娠初期から32週までの妊婦健診を行っています。(大変恐縮ながら、現在、里帰り分娩の方の妊婦健診は行っておりません。)
分娩される医療機関と連携をとり、妊婦さんとお腹の赤ちゃんが健やかに安心して出産を迎えられるように妊娠期間をサポートをいたします。
妊婦健診にかかる費用は、母子手帳付属の助成券が使えますので、自己負担金額は通常4,000~5,000円前後、血液検査がある場合は8,000円(項目による)~になります。
当院は日本赤十字社医療センター、愛育病院、都立広尾病院、順天堂大学医学部付属病院、虎の門病院他、都内各病院と産科セミオープンシステムを実施しています。
中期までの妊婦健診は当クリニックで行い、妊娠後期の健診・分娩、緊急時の診察や入院は各病院で行います。
普段は待ち時間が少なく、通院に便利なクリニックで検診を受けられ、何か異常があった時や、緊急の際は分娩先で診察を受けることができる、優れたシステムです。ぜひご利用ください。
その他セミオープンシステム可能病院:
東京大学医学部付属病院・都立広尾病院・東京山手メディカルセンター・東京マザーズクリニック(順不同)
大変恐縮ですが、外来予約数の関係で現在、里帰り分娩の方の新規の妊婦健診の受け入れは休止させていただいております。
お腹の中での赤ちゃんの様子を立体動画で映像化したものが4D画像です。
従来の白黒の断面図に比べ、非常にわかりやすいので、妊婦健診が楽しみになったり、赤ちゃんへのイメージや愛情形成に役立つという利点があります。また、ご家族と一緒にご覧になれるよう、動画をUSBメモリに保存してお渡ししております。
17週の同じ赤ちゃんの写真です。
17週 2Dの写真
17週 4Dの写真
赤ちゃんの向きや位置によっては、見えづらいこともありますが、おおむね14~26週ぐらいが最適です。
当院で妊婦健診を行っている方は4Dは無料です。(他院に通院中の方は、8,800円です。)
〒150-0012東京都渋谷広尾5-19-7 協和ビル3階
03-6447-7265
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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08:30~13:00 | ● | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
14:00~17:00 | ● | ● | 休 | 休 | ● | ● | 休 |
【休診日】木曜日・日曜日・祝日完全予約制