子宮頸がんはHPVウイルスの感染により発生することがわかっています。
子宮頸がん検診は、子宮頚部を小さなブラシでこすって、こぼれてきた細胞に異常がないか見るのですが、近年同時にHPVの有無を検査することができるようになっています。
では、細胞に異常があった場合、どの程度の異常かどうやって調べるのでしょうか。
それがコルポスコピー検査という拡大鏡を使った検査です。
こちら↓
頚部を拡大して見て、病変がありそうな部分から1㎜四方ぐらいの組織をとって、病変の深さを調べます。
病変の深さの順に、軽度異形成→中等度異形成→高度異形成→上皮内癌→浸潤癌となります。かなりの数の方が、異形成の段階で診断され、経過観察を続ける必要があります。手術が必要なのは、高度異形成からです。
検診などで要精密検査という結果が出ても、怖がらず受診してくださいね。