本日、11月15日は七五三ですね。
先日、宮部みゆきさんの時代小説を読んでいたら、「子は7歳までは天のもの」という表現が何回か出てきました。
確かに、江戸時代の乳幼児死亡率は50%。
数えの7歳までに、半数の幼い子供が、下痢、胃腸炎、インフルエンザ、RSウイルス感染、かぜ、肺炎、はしか、水ぼうそう、などの、今なら死なない病気で命を落としていたのです。
上下水道が整備され、食料が安定供給され、住居が清潔になり、点滴が容易になり、安全な解熱剤、抗生物質などの薬が整備され、ようやくほとんどすべての子供が感染症で命を落とすことはなくなりました。
「神様、この子を生きさせてくれてありがとうございます。今後もご守護ください」
そんな思いのこめられた、行事であったことでしょう。