子宮内膜症とは、子宮の中にできる、受精卵を迎え入れる「内膜」が、卵巣や腹膜など、子宮以外の場所に発生してしまう病気です。
本来子宮の内側にしかできない内膜が子宮以外の場所にできると、排出されずお腹の中にとどまってしまうため、炎症が起きてしまい、痛みを感じます。
<病院を受診する目安(子宮内膜症を疑うサイン)>
一つでも該当したら婦人科に相談しましょう。
・鎮痛剤が効かないほど生理痛が痛い
・徐々に痛みが強くなっている
・月経以外でも下腹部が痛い
・性行時に強い痛みを感じる
・排便のときに痛みがある
・肛門の奥の方が痛い
・なかなか妊娠できない
このような場合は、早めにご受診ください。
規定以上の鎮痛剤を飲んで無理して痛みを抑えている場合、それは正常な身体ではありません。
子宮内膜症は放置すると、卵管や腸の癒着を起こし、不妊症や慢性疼痛の原因になるため、必ず治療が必要です。早めに治療を開始するのが肝心ですので、我慢せず相談しましょう。